2017/02/22

川芎(せんきゅう・センキュウ)の効能や帰経、薬味・薬性を解説

 
川芎

川芎(せんきゅう・センキュウ 学名:Ligusticum striatum)とは、中国が原産のセリ科の多年草です。生薬の川芎は、その根茎を使います。別名を芎窮(きゅうきゅう)と言います。

川芎画像:川芎

薬味:辛 薬性:温 帰経:肝・胆・心包 効能:活血・理気・止痛 ※薬味・薬性・帰経・効能について

江戸時代に薬用として日本に持ち込まれました。
今では、北海道で主に栽培されています。

日本産の川芎は雑種性2倍体といって、難しい用語ですが、交配しても結実しないということで、株分けで増やしていく方法が取られています。

種子ができないという点で、分類学上の位置づけが難しく、本来の中国産と現在の日本産とでは、植物の起源に違いがあるのではないかとの見解もあります。

「日本薬局方※注1」では、日本産の川芎のみが掲載されていいます。

日本産川芎の成分には、

  • クニデライド
  • リグスチライド
  • ブチルフタライド

が含まれています。また、作用としては、

  • 鎮痙
  • 鎮痛
  • 鎮静
  • 降圧
  • 血管拡張作用

などがあります。漢方としての効能は、

  • 活血
  • 理気
  • 止痛

が挙げられます。

頭痛や腹痛、筋肉痛、生理痛、などに使われます。

産婦人科ではよく使われて、「血中の気薬」と言われ、活血作用と行気作用があります。

他にも、瘀血による痛みや関節痛や手足の麻痺やしびれにも使われます。

「川芎」が使われている漢方薬
芎帰膠艾湯・芎帰調血飲・冠心二号方・治打撲一方・川芎茶調散・川芎散・羗活勝湿湯・柴胡疎肝湯・疎経活血湯

※注1

日本薬局方は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書です。日本薬局方の構成は(中略)我が国で繁用されている医薬品が中心となっています。
出典:「日本薬局方」ホームページ |厚生労働省

 

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