2017/09/24

K10黄芩湯(おうごんとう):漢方薬の効果効能・成分など

 
黄芩湯

ここでは、K10黄芩湯(おうごんとう)の漢方薬の効果効能・成分などを見ていきます。

早乙女タロウ

黄芩湯(おうごんとう)の効果効能

  1. 腹痛
  2. 急性の下痢
  3. みぞおちの痞え(心窩痞)

芍薬甘草湯に黄芩と大棗を加えたものです。

熱証(少陽病)の下痢で、感冒性胃腸炎、急性大腸炎、小児下痢症に用います。

組成

  • 黄芩(おうごん):シソ科、清熱薬 — 清熱燥湿薬/
  • 芍薬(しゃくやく):ボタン科、補虚薬 — 補血薬/微
  • 大棗(たいそう):クロウメモドキ科、補虚薬 — 補気薬/
  • 甘草(かんぞう):マメ科、補虚薬 — 補気薬/平

黄芩湯(おうごんとう)の解説

  • 黄芩は、横隔膜前後の熱を冷まします。また消炎解熱作用を持ちます。芍薬、甘草と協力して、胃腸の熱を清しながら、裏急、腹中痛、下痢を治します。
  • 芍薬と甘草には平滑筋、骨格筋の痙攣性疼痛を治す作用がある生薬で、しばしば芍薬と甘草が組んで使われます。腸管の蠕動が異常となり、腹が張った状態を治すと考えられています。さらに芍薬には平滑筋の鎮痙作用があり、痙攣性疼痛に用いられます。加えて骨格筋の痙攣性疼痛(こむら返り)にも用いられます。甘草にも平滑筋の痙攣性疼痛を止める作用があり、また芍薬を助けて、骨格筋の痙攣性疼痛を抑える作用があります。
  • 大棗は、鎮静、鎮痙作用があります。また甘草は、大棗とともに痙攣を抑制します。
黄連・黄芩を含む方剤
方剤 病位 虚実 特徴
三黄瀉心湯 小陽病 顔面充実、精神不安、便秘、出血、心下痞、脳血管障害急性期
黄蓮阿膠湯 太陰病 三黄瀉心湯+寒、便秘時に心下に不快感
黄連解毒湯 小陽病 虚実 三黄瀉心湯より虚証、三焦の実熱、皮膚症状(瘀血)
葛根黄連黄芩湯 小陽病 太〜小陽、下痢、項背強、心下痞
黄芩湯 小陽病 太陽小陽合病、感冒性下痢、心下痞、裏急後重
黄連湯 小陽病 腹痛、嘔吐(下痢)、上腹部膨満感、上熱(中熱)
黄連は、横隔膜前後から上の比較的実証の対する薬。黄芩は、横隔膜前後の熱を冷ます。
 

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