2017/03/17

高血圧の症状には漢方薬で対策!

 
漢方薬と高血圧

タイプ 最大血圧 最小血圧
健康な成人 140mm/Hg以下 90mm/Hg以下
高血圧症 160mm/Hg以上 95mm/Hg以上

以上のように、最大・最小ともに高い数値が慢性的に続いている状態が「高血圧」と診断されます。

また正常血圧と高血圧の中間状態にある場合は、境界域高血圧と呼ばれます。
境界域高血圧は、漢方でいう「未病」とも言えます。

高血圧は、腎臓病などの何らかの身体病の影響で発生することもありますが、大半は原因がはっきりとしません。
このような原因不明の高血圧は、本態性高血圧と呼ばれ、日本人の場合、高血圧の約90%以上が本態性高血圧とされています。

高血圧の治療では、何もよりまず血圧を素早く下げる事が優先され、特に中等症や重症の高血圧の場合、強力に血圧を下げる西洋の薬が欠かせません。

一方、漢方薬には血圧を素早く強力に下げる処方はありません。
しかし漢方薬は高血圧に伴う様々な症状を強力に改善し、患者さんの心身の状態を良好にする効果を持っています。
従って、中等症や重症の高血圧の場合は、西洋薬の降圧剤に漢方薬を併用する形になります。

なお、境界域高血圧では、まだ降圧剤を用いずに、食事療法を行う事も多いです。
この場合も漢方薬を上手に服用することで、本格的な高血圧になるのを防ぐ効果も期待できます。

高血圧に効果のある漢方薬

体力がない、胃腸も弱い(虚証)

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
老人で夜間排尿回数が多く、喉が渇く。高齢で軽度の高血圧の場合
  • 七物降下湯(しちもつこうかとう)
冷え性、貧血、排尿回数が多く、尿量減少

体力はふつう(中間証)

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  • 温清飲(うんせいいん)
不安感、のぼせ、胃のつかえ
  • 釣藤散(ちょうとうさん)
朝方の頭痛、頭重、耳鳴り、のぼせ

体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)

  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
肥満体で、便秘する
  • 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
イライラ・神経症状が目立ち、動悸、不眠、便秘
  • 大柴胡湯(だいさいことう)
  • 続命湯(ぞくめいとう)
肩こり、耳鳴り、みぞおち硬く便秘する
  • 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
  • 大承気湯(だいじょうきとう)
精神不安、のぼせ、胃のつかえと便秘

※「虚証」や「実証」についてはこちら→「漢方薬の選び方~診断方法を知ろう~

高血圧症と診断されまず処方されるのが西洋薬の降圧剤ではないでしょうか。

血圧が上がりすぎると脳の血管の損傷から脳出血が起こる危険性がありますが、反対に下がりすぎると血管が詰まって脳梗塞のリスクが高まるのだとか。

西洋薬で無理に血圧を下げるよりも漢方薬、または食事療法でゆるやかに改善していくほうが体にも優しい気がします。

早乙女タロウ

 

 

 

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