2017/03/17

糖尿病のこんな症状は漢方薬で治る?

 
漢方講座血流編1

高血糖の状態を放置しておくと、徐々に全身の血管が損傷されていき、動脈硬化も促進されてしまいます。

そして、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎障害、糖尿病神経障害などの合併症が引き起こされる危険性が高まります。

糖尿病の合併症を防ぐためには、何よりも血液中のブドウ糖の量を正常状態に近づける事が欠かせません。
そのためには、西洋医学の治療が基本となります。

一方、漢方薬には血糖を確実に下げる処方がありません。
従って、漢方薬を西洋の治療に併用する形で使用します。

漢方薬は、糖尿病で見られる口渇、多尿、気力減退、倦怠感などの様々な症状を改善する効果があります。

また体調を改善して合併症を予防する効果も期待出来ます。

なお、西洋薬に効果的な薬の無い糖尿病性神経障害にも効果を発揮します。

糖尿病のこんな症状にはこの漢方薬

体力がない、胃腸も弱い(虚証)

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
胃腸が丈夫。排尿回数が多く、尿量増、口渇
  • 清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
体力低下、下半身の脱力感、冷え、排尿障害
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 口のねばり、口渇、疲労感、多汗、食欲不振

体力はふつう(中間証)

  • 柴苓湯(さいれいとう)
  • 五苓散(ごれいさん)
口渇、口のねばり、食欲不振、吐き気、下痢
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
のぼせ、めまい、頭痛、肩こり、足の冷え

体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)

  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
肥満体で、便秘する
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
口渇、多汗、皮膚のかゆみ、不眠、尿量増
  • 大柴胡湯(だいさいことう)
胸脇苦満、便秘、排尿回数多く、尿量減少

※「虚証」や「実証」についてはこちら→「漢方薬の選び方~診断方法を知ろう~

口の渇きと尿量に関する症状が多く挙げられています。
自己判断ではなく症状をきちんと専門家に伝えて処方してもらいましょう。

花田サキ

 

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