大黄(だいおう)

 
大黄

大黄は、タデ科の中のダイオウ属という属に分類されます。学名はRheum。中国などに分布する多年草です。

大黄だいおう

Medizinal-Rhabarber; Rhabarber; Rheum, palmatum, Heilpflanze

生薬には大黄の根茎を使います。

別名:将軍(しょうぐん)・川軍(せぐん)

薬味:苦い 薬性:寒 帰経:脾・胃・大腸・心包・肝 効能:通便・清熱瀉火・活血化瘀 ※薬味・薬性・帰経・効能について

ダイオウは中国の北西部の高山に自生しています。高さは2メートルにも及ぶのだとか。

中国・朝鮮産のものには

  • 掌葉大黄(ショウヨウダイオウ)
  • 薬用大黄(ヤクヨウダイオウ)
  • 唐古特大黄(タングートダイオウ)
  • 朝鮮大黄(チョウセンダイオウ)

があります。
日本産のダイオウはシベリア原産の

  • 唐大黄(カラダイオウ)

があります。この、カラダイオウの根茎は「和大黄」と呼ばれています。

現在では、信州で栽培されている

  • 信州大黄(シンシュウダイオウ)

と呼ばれる大黄が北海道でも盛んに栽培されています。

大黄は下剤として古くから世界各地で使われています。

  • 大黄は効き目が激しいために「将軍」という別名があるほど
  • 中国四川省のものを「川軍(せぐん)」

と呼びますが、状態や品質の面からの呼び方では、

  • 生のものを「生軍(しょうぐん)」
  • 酒を混ぜて加熱後乾燥したものを「酒軍(しゅぐん)」
  • 断面に放射線状の旋紋があるものを「錦紋大黄(きんもんだいおう)」
  • 旋紋のないものを等級の落ちる「土大黄(どだいおう)」※和大黄はここに入る
  • 錦紋大黄の中でも高級品を「西寧大黄(さいねいだいおう)」

などがあります。

大黄の下剤としての成分には「センノシド類」が有名です。
「センノシド」は、腸内フローラによって「レイン・アンスロン」という活性成分に変わり、大腸で効果を発揮します。

それに加えて、

  • 「アントラキノン類」の抗菌・抗炎症作用
  • 「リンドレイン」の抗炎症作用
  • 「ラタソニン」の血清BUN低下作用

が明らかになっています。

漢方薬としては、通便・清熱瀉火・活血化瘀の効果があります。
熱性疾患・興奮症状・瘀血・腹部腫瘤・無月経などに使われます。

「大黄」が使われている漢方薬
大承気湯・小承気湯・大黄甘草湯・調胃承気湯・麻子仁丸・潤腸湯・大黄附子湯・温脾湯・大柴胡湯・茵蔯蒿湯・大黄牡丹皮湯・芍薬湯・三黄瀉心湯・千金鶏鳴散・治打撲一方・桃核承気湯

 

 

 

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