2017/03/18

疲れ目・眼精疲労は漢方薬で早めの回復を!

 
眼精疲労・目の疲れと漢方薬

目が疲れると充血してショボショボしたり、涙が出たり、軽く痛んだりします。

頭痛や頸や肩のこり、疲労感や倦怠感などを伴う事もあります。
こうした目の疲れと、それに伴う諸症状を眼精疲労と呼びます。

眼精疲労は、目が健康な人でも目を酷使すれば起こりますが、初期の老眼や白内障の影響で起こるケースもあります。

また結膜炎や角膜炎、糖尿病性網膜炎などの本格的な目の病気で起こることもあります。
このうち漢方治療が効果的なのは、何らかの目の病気がないものや、初期の老眼、初期の白内障などによる眼精疲労です。

漢方では、特別な目の病気がない眼精疲労を全身的な健康状態などとの関連でとらえて、体質の改善を進める治療を行います。
また漢方では、目の不調は、肝の不調と関わっているという考えもあり、肝を整える処方が多数あります。

ただし、白内障については、簡単にできる手術が普及してきたので、ある程度進行している場合は、手術療法を優先するのが普通になって来ています。

眼精疲労の治し方、効果的な漢方薬は?

体力がない、胃腸も弱い(虚証)

  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
上腹部の弱い抵抗と圧痛。腹部の動悸、口渇
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
腹力が弱い。顔色が悪い。疲れ易い
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
下半身の脱力感、夜間尿、老眼白内障合併
  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
八味地黄丸の症状で、むくみや頭痛の強い場合

体力はふつう(中間証)

  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
上腹部の軽い抵抗と圧痛。のぼせ、肩こり
  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
上腹部の軽い抵抗と圧痛。便秘、肩こり、口中の苦み
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
立ちくらみ、口渇、動悸、のぼせ

体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)

  • 大柴胡湯(だいさいことう)
上腹部の抵抗や圧痛。便秘、肩こり、焦燥

「虚証」や「実証」についてはこちら→「漢方薬の選び方~診断方法を知ろう~

眼精疲労についてもう少し詳しく調べてみましょう。

早乙女タロウ

眼精疲労とは?

目が疲れやすい・目が重い・目が痛い・頭が痛い・首筋が張る・肩がこるなどの様々な症状が、眼精疲労が原因で起こります。

その原因が、目だけなのか、身体のほかの部分からくるものなのかで症状も変わってきます。

目そのものに原因がある場合

「老視(老眼)」と言われる状態が最も多いケースです。
ピント調節機能が衰えてくると近くを見続けていると目が疲れてきます。

この場合には、老眼鏡で対応する場合が多いです。
遠視・乱視などの屈折異常の場合でも眼精疲労が起きやすいので、この場合にもメガネで対応刷る場合も多いです。

パソコン、スマホなどの液晶画面を長く見ること(VDT作業)が多い最近では、調節力低下や屈折異常があれば目が疲れやすくなってきます。

全身的に問題がある場合

高血圧・低血圧・貧血などは眼精疲労の原因になることがあります。

鼻・副鼻腔の病気が眼精疲労の原因になることもあります。

眼精疲労のセルフケア

屈折異常・調節異常が疲れ目の原因の多くを占めています。
遠視や乱視の屈折異常なら適切なメガネを掛けることで目の疲労を取ることができます。

中高年に起こる調節力の低下(老視)は年々進行しますので、1年に1回は検査したいものです。

斜視(しゃし)や斜位(しゃい)の場合にも眼精疲労が起こりやすいです。

眼精疲労は、緑内障やぶどう膜炎の初期症状として現れることがあるので、眼科医でのきちんとした検査のあと、漢方薬であったり、メガネの着用などを検討する必要があります。

眼精疲労は、こまめな早めの手当を心がけたいものですね。

早乙女タロウ

 

 

 

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